大力ワーニャの冒険 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
ロシアの昔ばなしを題材に、《なまけの》ワーニャがふしぎな力を身につけ、空とぶけもの、魔女ババヤガーなどと次々に戦って皇帝になるまでの英雄物語。
内容(「MARC」データベースより)
なまけ者のワーニャが森で出会った老人から、皇帝になると予言され、旅に出た。かずかずの難関をのりこえ、やがて皇帝になるまでを描く。ロシアの昔話を題材にした痛快な冒険物語。73年学研刊「大力のワーニャ」の新装版。
子ども時代の扉をひらく―七つの物語 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
おとなに傷つけられた子どもは「悪いのは自分」と思い込む。抑えつけた怒りは無意識のうちに残り、おとなになったその子は他人や自分を破壊してゆく。しかしかけがえのない子ども時代に目覚めるなら、過去のつらい現実と対決し真実の生を手に入れることができる。本書の7つの物語では、親子・友人・配偶者同士が真摯に語り合い、子ども時代に受けた傷、性的虐待からの癒しをさぐっていく。それに続く省察では、独裁者・教祖・クライエントを搾取する心理療法家がなぜ後をたたないのか、恐るべき人間支配のメカニズムに迫る。
内容(「MARC」データベースより)
子ども時代の苦痛と恐怖は人を躓かせ狂わせるが、愛情と尊敬は幸福の源泉となる。暴力、性的虐待、戦争で受けた心の傷を語り癒す7つの物語を紹介すると共に、新生児に心理的外傷を負わせる現代の医療技術に疑義を呈する。
ノーチラス号の冒険 第2巻 アトランティスの少女 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
大西洋の深海に灯る不思議な光。マイクが海底で発見した金属ドームのなかには、眠れる海の美少女と、彼女を守るようにしてたたずむ、一匹の黒猫がいた……。あらわれる宿敵ヴィンターフェルト艦長! 潜水艦と戦艦との激しい海戦のなか、黒猫があらわした不思議な力とは? ますますおもしろい、神秘の海洋冒険ファンタジー第2巻。
内容(「BOOK」データベースより)
海底の金属ドームで眠れる美しい少女、そして少女を守る一匹の黒猫の正体とは。
車輪の下 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
南ドイツの小さな町。周囲の期待にこたえ、難関の神学校にパスした少年ハンス。だが、厳しい生活に失意を深める…、学校や社会に押しつぶされる少年の運命。(解説・高本研一/鑑賞・畑山 博)
内容(「BOOK」データベースより)
南ドイツの小さな町。父親や教師の期待を一身に担ったハンス少年は、猛勉強の末、難関の神学校入試にパス。しかしその厳しい生活に耐えきれず、学業への情熱も失せ、脱走を企てる。「教育」という名の重圧に押しつぶされてゆく多感な少年の哀しい運命をたどる名作。
ブリキの太鼓 第2部 (2) (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
3歳の時から成長のとまった小男のオスカルの半生を太鼓にのせて語る、死者のためのレクイエム。猥雑、怪奇、偏執のイメージの奔流の中で悪のビートがなり響く。ノーベル文学賞受賞作家の出世作。
ハイジ〈上〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
人里から離れて、一人でアルプスの山に住んでいる頑固者のアルムじいのもとに、ある日、孫娘のハイジがやってきます。アルプスの草花のように健やかなハイジはたちまち周囲の人たちを魅了してしまいます。ところが、そんな幸せな日々も、思わぬことでハイジが都会にいくことになり、奪い去られてしまいます。小学校中級以上。
内容(「MARC」データベースより)
頑固者で人づき合いの悪いアルムじいさんのもとに、ある日孫娘のハイジがやってきます。アルプスの草花のように健やかなハイジは、たちまち人びとを魅了しますが、突然ハイジが都会に行くことになり…。
影をなくした男 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「影をゆずってはいただけませんか?」謎の灰色服の男に乞われるままに、シュレミールは引き替えの“幸運の金袋”を受け取ったが―。大金持にはなったものの、影がないばっかりに世間の冷たい仕打ちに苦しまねばならない青年の運命をメルヘンタッチで描く。
旧ミュータントの帰還 ローダン・シリーズ 299巻 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
艦隊テンダー「ディノ386」艦長コノ・マトゥナリ大佐は怒っていた。惑星アスポルクへの補給を終えたあとも、ラトレイ星系に足どめされたのである。だが、指揮官ロワ・ダントンから説明を聞いて考えをあらためる。ダントンはローダンと旧ミュータントが抱える問題をいっきに解決する妙案を用意していたのだ。「ディノ386」は超弩級戦艦「モストノフ」をともない、ただちに重力嵐が荒れ狂う銀河中枢部に向かったが。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
天沼 春樹
1953年生、1982年中央大学大学院博士課程修了、中央大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
変身 他一篇 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
ある朝目ざめると青年ザムザは自分が1匹のばかでかい毒虫に変っていることに気づいた。以下、虫けらに変身したザムザの生活過程がきわめて即物的に描かれる。カフカ(1883‐1924)は異様な設定をもつこの物語で、自己疎外に苦しむ現代の人間の孤独な姿を形象化したといえよう。20世紀の実存主義文学の先がけとなった作品である。
クラバート (-)
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ヴェンド人の少年3人組で村から村への浮浪生活をしていたクラバートは、ある時から奇妙な夢を見るようになる。「シュヴァルツコルムの水車場に来い。お前の損にはならぬだろう!」という声と止まり木に止まった11羽のカラスの夢。 その声に従って水車場の見習となったクラバートは、昼は水車場の職人として働き、金曜の夜には12羽目のカラスとなって、親方から魔法を習うことになる。 『大どろぼうホッツェンプロッツ』や『小さい魔女』などで知られるオトフリート・プロイスラーが、ドイツとポーランドにまたがるラウジッツ地方の古い伝説を下敷きにして書いた『クラバート』。チェコのアニメ作家カレル・ゼマンによって映画化もされたこの物語は、ドイツ児童文学賞、ヨーロッパ児童文学賞などを受賞し、プロイスラー文学の頂点ともいわれる1冊である。 クラバートが足を踏み入れた水車場は、暗く多くの秘密を抱えた場所だ。新月の夜に現われる大親分の存在や復活祭の決まりごと。毎年の大晦日には仲間のひとりが犠牲となるなど、常に死の影がつきまとう。そこでの3年間の修行を経たクラバートは、「自分自身の意志の力と、ひとりの誠実な友の助力と、ひとりの娘の最後の犠牲をも覚悟した愛とによって」親方との対決を果たすことになるのだ。 宮崎駿が『千と千尋の神隠し』の下地としたという本書は、少年少女向きの軽いファンタジーではない。あらゆる世代を対象にした児童文学の枠を超える1冊である。(小山由絵)