大力ワーニャの冒険 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
ロシアの昔ばなしを題材に、《なまけの》ワーニャがふしぎな力を身につけ、空とぶけもの、魔女ババヤガーなどと次々に戦って皇帝になるまでの英雄物語。
内容(「MARC」データベースより)
なまけ者のワーニャが森で出会った老人から、皇帝になると予言され、旅に出た。かずかずの難関をのりこえ、やがて皇帝になるまでを描く。ロシアの昔話を題材にした痛快な冒険物語。73年学研刊「大力のワーニャ」の新装版。
ヴィルヘルム・マイスターの修業時代〈上〉 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
舞台は,ゲーテが生きたのと同じ18世紀封建制下のドイツ.一女性との恋に破れ,演劇界に身を投じた主人公ヴィルヘルムは,そこで様々な人生の明暗を体験,運命の浮沈を味わう.文章,手法,構成のすべてにわたる完成度の高さに,ノヴァーリスが最大級の賛辞を捧げ,トーマス・マンが範としたドイツ教養小説の代表作.新訳.(全3冊)
内容(「BOOK」データベースより)
舞台は十八世紀封建制下のドイツ。一女性との恋に破れ、演劇界に身を投じた主人公ヴィルヘルムは、そこで様々な人生の明暗を体験、運命の浮沈を味わう。ヘルマン・ヘッセやトーマス・マンらが範としたドイツ教養小説の代表作。新訳。
子ども時代の扉をひらく―七つの物語 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
おとなに傷つけられた子どもは「悪いのは自分」と思い込む。抑えつけた怒りは無意識のうちに残り、おとなになったその子は他人や自分を破壊してゆく。しかしかけがえのない子ども時代に目覚めるなら、過去のつらい現実と対決し真実の生を手に入れることができる。本書の7つの物語では、親子・友人・配偶者同士が真摯に語り合い、子ども時代に受けた傷、性的虐待からの癒しをさぐっていく。それに続く省察では、独裁者・教祖・クライエントを搾取する心理療法家がなぜ後をたたないのか、恐るべき人間支配のメカニズムに迫る。
内容(「MARC」データベースより)
子ども時代の苦痛と恐怖は人を躓かせ狂わせるが、愛情と尊敬は幸福の源泉となる。暴力、性的虐待、戦争で受けた心の傷を語り癒す7つの物語を紹介すると共に、新生児に心理的外傷を負わせる現代の医療技術に疑義を呈する。
車輪の下 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
南ドイツの小さな町。周囲の期待にこたえ、難関の神学校にパスした少年ハンス。だが、厳しい生活に失意を深める…、学校や社会に押しつぶされる少年の運命。(解説・高本研一/鑑賞・畑山 博)
内容(「BOOK」データベースより)
南ドイツの小さな町。父親や教師の期待を一身に担ったハンス少年は、猛勉強の末、難関の神学校入試にパス。しかしその厳しい生活に耐えきれず、学業への情熱も失せ、脱走を企てる。「教育」という名の重圧に押しつぶされてゆく多感な少年の哀しい運命をたどる名作。
カトロンの異人―宇宙英雄ローダン・シリーズ〈319〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
惑星レイトの過激派政党をひきいるマイチェタンは預言者の訪問をうけ、おのれの最期が近いと知らされた。まさにその言葉どおり、老指導者はヘルタモシュのレイチャ即位を阻止すべく、最後の戦いにおもむこうとしていたのだ。一方、友のヘルタモシュを援助するローダンはとほうもない計画をたてた。隣接銀河カトロンからきた遠征艦隊をでっちあげ、そのうえで、ナウパウム銀河の混乱をすべて収拾させようというのだが…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
渡辺 広佐
1950年生、中央大学大学院博士課程修了、中央大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
リトルバンパイア〈2〉地下室のかんおけ (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
リトルバンパイアのリュディガーが、アントンの家の地下室にやってきた。しかも、かんおけもいっしょに。アントンは、リュディガーをかくまい、両親が地下室にはいるのを、ひっしでくいとめるが…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ゾンマー・ボーデンブルク,アンゲラ
1948年、ドイツ、ハンブルク近郊のラインベク生まれ。ハンブルク大学卒業後、小学校教師を12年間つとめ、作家として創作活動を始める。この『リトルバンパイアシリーズ』はドイツでベストセラーとなり、各国で翻訳され、映画やビデオにもなって、多くの子どもたちに愛され続けている。現在、アメリカに住み、創作の他、アーティストとして多彩な活動をしている
川西 芙沙
東京都生まれ。早稲田大学ドイツ文学科卒。翻訳家、児童文学者。教職のかたわら、児童文学の翻訳、研究の仕事をし、読書推進活動にも力をそそいでいる。絵本学会、日本国際児童図書評議会、国際子ども図書館を考える全国連絡会などに所属
ひらい たかこ
1954年、東京都生まれ。武蔵野美術大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
影をなくした男 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「影をゆずってはいただけませんか?」謎の灰色服の男に乞われるままに、シュレミールは引き替えの“幸運の金袋”を受け取ったが―。大金持にはなったものの、影がないばっかりに世間の冷たい仕打ちに苦しまねばならない青年の運命をメルヘンタッチで描く。
大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
やっとつかまえた大どろぼうは巧みに脱獄、しかも警官に変装してあらわれました。 対象年齢:小学中級から
旧ミュータントの帰還 ローダン・シリーズ 299巻 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
艦隊テンダー「ディノ386」艦長コノ・マトゥナリ大佐は怒っていた。惑星アスポルクへの補給を終えたあとも、ラトレイ星系に足どめされたのである。だが、指揮官ロワ・ダントンから説明を聞いて考えをあらためる。ダントンはローダンと旧ミュータントが抱える問題をいっきに解決する妙案を用意していたのだ。「ディノ386」は超弩級戦艦「モストノフ」をともない、ただちに重力嵐が荒れ狂う銀河中枢部に向かったが。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
天沼 春樹
1953年生、1982年中央大学大学院博士課程修了、中央大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
クラバート (-)
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ヴェンド人の少年3人組で村から村への浮浪生活をしていたクラバートは、ある時から奇妙な夢を見るようになる。「シュヴァルツコルムの水車場に来い。お前の損にはならぬだろう!」という声と止まり木に止まった11羽のカラスの夢。 その声に従って水車場の見習となったクラバートは、昼は水車場の職人として働き、金曜の夜には12羽目のカラスとなって、親方から魔法を習うことになる。 『大どろぼうホッツェンプロッツ』や『小さい魔女』などで知られるオトフリート・プロイスラーが、ドイツとポーランドにまたがるラウジッツ地方の古い伝説を下敷きにして書いた『クラバート』。チェコのアニメ作家カレル・ゼマンによって映画化もされたこの物語は、ドイツ児童文学賞、ヨーロッパ児童文学賞などを受賞し、プロイスラー文学の頂点ともいわれる1冊である。 クラバートが足を踏み入れた水車場は、暗く多くの秘密を抱えた場所だ。新月の夜に現われる大親分の存在や復活祭の決まりごと。毎年の大晦日には仲間のひとりが犠牲となるなど、常に死の影がつきまとう。そこでの3年間の修行を経たクラバートは、「自分自身の意志の力と、ひとりの誠実な友の助力と、ひとりの娘の最後の犠牲をも覚悟した愛とによって」親方との対決を果たすことになるのだ。 宮崎駿が『千と千尋の神隠し』の下地としたという本書は、少年少女向きの軽いファンタジーではない。あらゆる世代を対象にした児童文学の枠を超える1冊である。(小山由絵)